失敗しない転職活動

 
 
 
「転職に失敗した経験がありますか」
 

転職をすれば誰でもハッピーになれるのか、というとそうではない。希望通りにいける人は、ごくわずか。ほとんどの人が、思い描いたような仕事につけなかったという人が結構います。なかには、ブラック企業だったと、後悔した人もいる。そこで、失敗しない転職について考えていきましょう。
 

 

【目次】
1.時代の波に乗った企業を探す
2.市場を見てスキルを磨く
3.衰退産業
4.就職してはいけない会社の特徴
 

  

 

1.時代の波に乗った企業を探す

 

まずは、「退職するしかない」と思わず「なぜ辞めたいのか」をじっくり考えるようにしましょう。辞めたい理由をハッキリさせてから、解決策を考えましょう。この理由が明確でないのに会社を辞めてしまうと、転職活動に苦戦してしまいます。
 

転職活動で最も重要なのが、時代の波に乗った企業を探すこと。なぜ波に乗った企業を探すのか。コロナでハッキリわかったことは、環境変化が起こればいとも簡単に仕事が失ってしまうこと。これが最大の教訓です。仕事は、漠然とそこにあるわけではなく、需要があるから存在する。経済環境が大幅に変わってしまえば、いままでの常識が通用しなくなってしまう。仕事は環境に依存した存在なのです。だから、時代の波に乗ることが必要なのです。

 

収入を増やすためには、時代に逆らうより波に乗った方が稼ぎやすい。そのためには、成長産業で働くのがもっとも効率的に稼ぐ方法です。求人数も多い。波に乗っている企業は、収益も高い。収益が上げられない企業で一生懸命努力しても、得られる給料は低い。したがって、転職は成長産業を選ぶことをおススメします。

 

実績づくりは、仕事を得るためにしていく。よりいい企業に転職するためには、実績が不可欠です。どのような実績を上げてきたかによって、転職できる企業が決まってしまう。20代だと、いろいろな可能性があるように感じられるが、実はそうではない。会社に入社した時点で、すでに選択肢が狭くなっている。その会社で経験できる仕事や身につけられるスキルが、限られているからです。転職する際、相手企業はこの経験をみて判断します。
 
 

 

2.市場を見てスキルを磨く

 
上司を見て仕事をしない。上司は、自分にとって都合のいいことしか言わない。あるとき、はしごを外されるかもしれない。不幸なことが起きないように、市場の動きを見て仕事をしていく。常に情報を収集し、どの分野がもっとも時代の波に乗っているのか見ていきます。儲かっている企業は、自ら儲かっていますとは言わないものです。だから、市場の動きが重要です。業界分析はしておいた方が、絶対に得です。業界分析しないで衰退産業に入社してしまったら、将来リストラかあるいは倒産することになってしまう。リスクはできるだけ減らしておく。

 

会社選びはメチャクチャ重要です。
会社を選ぶときの基準は以下の3点です。
 
「業界」
「職種」
「年収」

 
選ぶときのポイントは、成長産業で30代前半年収500万円以上。これを基準にしていきます。さらに、創業年数はチェックしておきましょう。中小企業の場合は、10年生存率1割と言われるくらい生き残るのが大変です。創業間もない会社に入社してしまうと、倒産のリスクにあいます。せっかく入社したのに、わずか数年で倒産では話になりません。可能であれば10年以上事業を継続している企業が安心です。10年生き残れれば、かなり高い確率でその後も存続できます。定年退職するまで、3~4社転職するくらいを想定してスキルを磨いておくと、人生設計がスムーズにいきます。
 
 
 
会社の寿命

東京商工リサーチの調査によると2020年に倒産した企業の平均寿命は23.3年。
 
✅ 製造業 33.4年
✅ 卸売業 27.4年
✅ 運輸業 26.2年
✅ サービス業他 18.0年
✅ 情報通信業 14.9年
✅ 金融・保険業 22.0年
 

出典:https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20210203_01.html
 
 

 
急成長企業を探し出す

急成長している企業は、人手不足におちいっています。名もない企業だと人が集まりません。ここをねらっていきます。急成長しているということは、時代の波に乗っている企業だと言えます。社名が一般的に知られる前に入社する。有名企業になってしまったら、応募者が殺到して競争倍率が高くなってしまいます。そうなってしまうと、採用される確率が大幅に下がってしまいます。ハードルが低いうちに入社するのが、転職の裏技です。
 
同じ人手不足でも、社員がすぐに辞めてしまって人手不足になっているケースがあります。この場合は要注意です。社員がすぐに辞めるような企業は、どこか問題があるからです。サービス残業が多いとか、仕事内容がきついとか、人間関係が悪いとか、、、このような企業に入社しないよう社員数と年齢構成をチェックしておきましょう。急成長している会社ならば、社員数が増えるはずです。社員数が増えないで求人募集を頻繁に出しているならば、退職率が高い企業である可能性があります。常に、大量採用している会社は要注意です。
 
 
副業をしてみる

仕事は実際に働いてみないとわからない点が、多々あります。入社後、失敗したと気づいたときは手遅れです。その場合は、副業をしてみる。副業をしてみると実際の仕事の流れや人間関係など、求人情報ではわからないことがわかります。自分が目指している職種に、なるべく近いところで働いてみる。実際に自分の目で見ることはすごく重要です。働いてみてイメージと違うなと思ったら、一歩立ち止まって考え直すことができます。
 

しばらくの間、本業+副業で働いてみて様子をさぐる。今の時代は副業に違和感はないので、アルバイト感覚でしてみるのもひとつの手です。副業は、将来につなげていけるような働き方ができる仕事を探します。コンビニバイトのような働き方では、スキルが身につきません。誰でもできるようなことはしない。自分の財産になるような副業をします。スキルが、少しでも身につくようなことがいいでしょう。

 
 
いろいろな求人票をチェックしてみる

今業界では、何が求められているのか、求人情報から知ることができます。求められているスキルがなければ、当然ですが採用されません。転職する前に、まず最初に求人サイトを見ましょう。その上で今の自分のスキルと経験が、求められているスキルに到達しているのかどうか判断します。
 
 

面接は自分を売り込む場ではない

自己PRをするのではなく、入社後どう役に立つのか貢献できるのかが重要です。相手が求めている以上のものがあれば、採用される確率があがります。人気職種だと応募者が多くいるので、目にとめてもらう必要があります。そのためには、期待以上のものを提示すること。

 

一緒に働きたいと思わせること

未経験だと実績を示すのが、きわめて難しい。そのときは、一緒に働くと何かいいことが、起きそうな人だなと思わせること。一言でいうと、めんどくさくない人です。気が利く人になる。物事に対して細かなところまで気配りを忘れずに、心が行きとどいている人は採用されやすい。スキルや経験があっても、「気遣いが上手くとれなさそう」と思ってしまう人は敬遠されてしまいます。普段の行いが、ちょっとしたしぐさや言葉遣いに現れるものです。ここに気をつけます。
 
 
収入を増やしたいなら大企業
 
どうしても収入を増やしたい場合は、大企業に就職する。大企業と中小企業の生涯賃金の差が1億数千万円違ってきます。同じように働いて、1億円違ってくるなら大企業の方が得です。ただし、年齢制限があるので20代のうちに転職したほうが有利です。30代になると、専門性と経験を問われてしまいハードルが高くなってしまいます。転職エージェントに登録して相談にのってもらう。うまくいけば、面接までいけるかもしれません。ただし、適性検査「SPI」があるところが多いので、一般教養は身につけておく必要があります。
 

 

 

 

 

 

3.衰退産業

 
衰退産業に転職したら最悪です。給料が上がらないだけでなく、仕事そのものがなくなってしまいます。将来、40歳過ぎてから倒産あるいはリストラで別の業種に転職するのは、かなりきついです。そうならないために、今のうちに業界分析をしっかりしておきましょう。激動する時代、繁栄する業界と衰退しつつある業界が、コロナではっきりした。将来性のある業界を選ぶようにします。小売り、宿泊、飲食、生活関連(美容室、マッサージなど)は付加価値が低く、高い給料は望めません。

 
印刷業界
新聞業界
出版業界
音楽業界
農業
水産業・漁業
芸能業界
テレビ業界(放送・マスコミ)
百貨店・デパート業界
アパレル業界
ブライダル・ウェディング業界
造船業界
銀行業界
保険・金融業界
電機メーカー
カメラメーカー
家電量販店
スキー・スノボー
ゴルフ業界
自動車(ガソリン車)
バイク(二輪産業)
 

 

 

4.就職してはいけない会社の特徴

 
ブラック企業に転職したら、人生が消耗してしまいます。肉体と精神がボロボロになり、最後は人生が狂わされて終わってしまう。このようなことが起きないように、就職してはいけない会社の特徴を挙げてみました。残業が多い会社なのか判断する方法は、平日の夜オフィスに行ってみます。夜遅くまで、明かりがついていたら残業していることになります。ほぼ毎日夜遅くまで電気がついていたら、要注意。
 

 

 

 
 
 

まとめ

 
会社選びは、時代の波に乗っている企業を選ぶ。時代の波の乗っている企業は、収益性が高い。稼ぎやすいビジネスをねらっていく。それには、市場を見て求められているスキルを磨いていく。成長産業かそうでない産業か、見極めて判断する。衰退産業を選んでしまうと、将来貧困化してしまうので業界分析は必須です。
  
転職する前に、まず求人情報をチェックするようにしましょう。いきなり転職活動はおススメしません。求人情報には、今求められているスキルと経験が書かれています。ここを見ます。この条件をクリアーしていないと転職は難しい。実績は、応募条件をクリアーするためのものです。今いる会社でできるだけスキルを身につけておく。
 
 
転職すれば、すべてが解決できると思わないこと。転職先の会社が、自分の望む仕事や職場環境を提供できないこともあります。その場合、転職を繰り返すことになります。そうなってしまうと、永遠に転職をする羽目になりスキルが身につきません。ゆずれない条件を最低限度におさえる。そして、キャリア積み上げていくことが現実的です。