組織の目的と個人の目的を一致させて働くには

 

「会社を辞めたい、自分に合っていない」
「自分の望む会社ではない、社風が合わない」
「上司がイヤだ、管理者能力がない」

 

会社員なら、誰でも一度はこのような悩みを持ったのではないだろうか。すべての悩みを一挙に解決とはいかないが、手がかりを見つけましょう。
 
 

 
【目次】

1.組織の3要素とは
2.会社組織と個人の目的を一致するための魔法の言葉
3.働く側は自分の能力を会社に売っていく
 
 

 
 

1.組織の3要素とは

 
会社組織を維持していくために次の3要素が必要です。この3要素のひとつでも崩れると、組織は崩壊し始めます。

 

「共通目的」
「協働意欲」
「コミュニケーション」

 
 
事例:ロックバンドが武道館コンサートしたあと人気絶頂のなか解散する
 
無名だったころからバンドメンバーは路上ライブや小さなライブ会場で活動をして、いつか武道館でコンサートをすると目標に掲げ苦しいときもメンバーで助け合って音楽活動を続けていた。そして、苦労の末やっと武道館でコンサートをすることができた。しかし、その後バンドが突然解散する話を聞いたことがあると思います。
 
人気絶頂のさなか、なぜ解散なのと思うかもしれない。ファンにとってみると納得がいかない話です。これは組織の目的が達成されたことにより、組織の存在意義がなくなってしまったことによるものです。組織の目的とは非常に強い求心力をつくります。この例から言えることは目的が達成されたら、次の目標を設定しないと組織の存在意義がなくなってしまうということです。

 

実は共通目的に問題の本質がかくれている。組織の目的と個人の目的とが必ず一致するとは限らないという点です。たぶん一致している人は、ほとんどいないだろうと思います。そうなってくると、組織がうまく機能しなくなってくる。会社組織を正常に機能するためには工夫をしなければいけない。工夫ができない組織は、組織がギクシャクしてしまう。

 

 

2.会社組織と個人の目的を一致するための魔法の言葉

 

「会社にとってキミは必要な人材だ。キミの能力を会社のために発揮してくれないか」

 

と言われたらどうだろうか。
不愉快な気分になる人はいないと思います。
この言葉は、個人の目的と組織の目的を一致させる言葉なのです。

 

それでは、これはどうでしょうか。

 

「会社の目的はこれだ従え、イヤなら会社を辞めてもいいぞ」

 

と言われたらどうですか。
一生懸命働きますか。

 

たった一言ですが、仕事へのモチベーションが違ってきます。一生懸命働くか働かないかの決定権は、誰にあるのかというと働く側にあります。働く側が一生懸命働くと思えば働くし、働かないと思えば働きません。このことを理解しないで、マネージメントはできません。働く相手に対して気分を良くして働いてもらうことが大切です。不愉快な気分にさせて働かせても、いい仕事はできません。
 

強制的に働かせても、不満ばかり出てきてトラブルの元です。トラブルは当事者同士の問題だけではなく、周りの人にも悪影響を与えます。会社の雰囲気を著しく損ないます。その結果、生産性が低下し退職者も増えます。今の時代は、イヤになったらすぐに辞めてしまいます。特に若い世代は顕著です。20代・30代の若者が活躍できない会社は、将来がないと思ってほぼ間違いない。社員一人ひとりを尊重する企業文化を作り上げることを最優先に考えることが、会社の発展につながります。
 

 
Z世代(18~25歳)が重視している働き方

・多様な働き方ができる制度がある
・社員一人ひとりを尊重する企業文化
・多様な人材が活躍できる組織
 

 

 

3.働く側は自分の能力を会社に売っていく

 

・社畜のような働き方では生き残っていけない
・会社にフルコミットする時代は終わった

 

企業の平均寿命は23.3年です。一生1社だけで働くのは難しい時代です。そこで必要になるのが、労働者としてのスキルです。働く側は、自分の能力を会社に売っていくと考える。終身雇用が崩壊し、いつクビになるかわからい状態です。会社に依存した生き方をしていると、あるとき はしごを外され深刻な事態におちいりかねません。自分の身は自分で守ることを前提で、仕事に取り組むことが必要です。そのときに必要となってくるのがスキルです。スキルさえ身についていれば、リストラされても困りません。

 
常にスキルアップできる仕事の仕方をしていきます。これができない人は将来困ることになります。45歳リストラ、もしかすると40歳リストラが一般的になるかもしれません。会社の成長が期待できないなか、出世コースから外れた多くの社員の未来はない。スキルはあなたの味方になります。専門的なスキルは希少価値を生みます。つまり給料が高くなる。労働者にとって給料が高いことは、生活基盤を安定させる重要な要素です。安定した生活ができるようになるためにも、専門的なスキルは必要です。

 
会社にフルコミットする社員は、今の時代に合わない。会社人間では生き残っていけない。社畜的な働き方はすぐにでもやめましょう。その会社だけに依存した生き方をしていると視野が狭くなり、物事の動きがわからなくなってしまう。やがで時代から取り残され、仕事を失うことになりかねません。
 

上司を見ないで市場を見て仕事をしましょう。あなたの価値は市場で決まっています。あなたの価値を高めるためには、その業界で活躍できるだけのスキルと経験が必要です。それには、市場を見て仕事をすることが将来につながります。
 

 
会社の寿命

東京商工リサーチの調査によると2020年に倒産した企業の平均寿命は23.3年。
 
✅ 製造業 33.4年
✅ 卸売業 27.4年
✅ 運輸業 26.2年
✅ サービス業他 18.0年
✅ 情報通信業 14.9年
✅ 金融・保険業 22.0年
 

出典:https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20210203_01.html
 
 
 

 

まとめ

 

組織の目的と個人の目的を一致させる工夫をする。工夫ができない会社は組織がギクシャクする。働く側は自分の能力を会社に売っていくと考える。いつクビになるかわからい状態です。自分の身は自分で守ることが大前提です。必要なことはスキルです。スキルさえ身についていればリストラされても困りません。

 
若い世代が活躍できない会社は、生き残っていけない。将来、廃業や倒産してしまう会社です。Z世代は個人を尊重した多様な働き方を重視しています。昭和の価値観を、今も引きずっているような会社で働こうとは思いません。
 
 
Z世代(18~25歳)が重視している働き方

・多様な働き方ができる制度がある
・社員一人ひとりを尊重する企業文化
・多様な人材が活躍できる組織